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国立公園切手の買取り

指を指す女性

国立公園切手は、日本の文化・イベント等を国家レベルで紹介する特殊切手の一部です。
記念切手と特殊切手を分けて考える方もいますが、性質的には同じなため、欧米では統一して考えられています。

国立公園切手の始まり

国立公園切手は、郵便事業の前納と言う面に意味を置かず、切手コレクターの目線で切手発行を行っているのが一番の特徴です。対象とするコレクターは、日本国内だけでなく海外にも視野を広げています。

そのため、切手と同時発売した景勝地の解説シートには、フランス語や英語でも説明が書かれています。また、実際の使用を視野にいれていないため、額面以上での販売と言う思い切った手法をとっています。

全国(台湾含む)の国立公園を対象とし、販売を地域限定とする事で希少性を高めると共に、郵便配達の前納である切手を通信販売すると言う新たなる取り組みを行っています。このように国立公園切手には、多くの試みがされているのです。

戦前の国立公園切手

初の国定公園切手は、1936年発行の「富士箱根国立公園切手」です。小型シートは発行されず単片での販売です。

国立公園切手

1銭5厘 山梨県精進湖、本栖湖周辺より見た暁の富士 120万枚
3銭   芦ノ湖の富士 65万枚
6銭   三ッ峠の富士 25万枚 
10銭   東海道の富士 25万枚

もともとは国立公園の宣伝であり、シリーズ化は考えていませんでした。

しかし、予想以上に好評であったため32種(単片4種 小型シート7種×4)が発行されています。小型シート7種のうち2種は、当時植民地だった台湾の国立公園です。戦争の激化により1941年でこのシリーズは一度終了しています。

シリーズ中、高額買取りが行われているもの

国立公園切手

1940年 大雪山国立公園小型シート 小型シートは4.2万枚発行

2銭 北鎮岳 150万枚
4銭 旭岳   75万枚
20銭 十勝連山 30万枚
10銭 層雲峡小函付近から天城岩を仰ぐ 30万枚

国立公園切手

1940年 霧島国立公園 小型シート5万枚

2銭 新燃岳火口と韓国岳 120万枚
4銭 高千穂峰      100万枚
10銭 霧島神宮参道一の鳥居 35万枚
20銭 六観音池と甑岳 35万枚

その他の国立公園切手

「日光国立公園」1938年 小型シート30万枚
「大山・瀬戸内海国立公園」1939年 小型シート20万枚
「阿蘇国立公園」1939年 小型シート 6万枚
「タロコ国立公園」(台湾) 1941年 小型シート7.6万枚
「大屯・新高阿里山」(台湾)1941年 小型シート7.6万枚

台湾の国立公園切手を最後に、戦前の国立公園切手は終了しました。切手買取り店の多くは、シートでの買取りを希望していることが多いです。買取り価格は、発行枚数が少ないほど高額となっています。

戦後の国立公園切手

戦後に入り、一度は停止した国立公園切手ですが、かつての人気から復活の声が多く上がりました。それに応えて、物資も少ない中1949年に国立公園シリーズが復帰します。

1949~1952年 小型シート13種(単片38種)発行・1958~1973年 単片59種発行。戦前と比べ価値は大きく下がります。1949~1952年の38種全部そろっていても、戦前の1シートより低い評価です。

1958~1973年のものは59種そろう事で、数万円での買取りの可能性もあります。戦後の国定公園切手は枚数も多く切手の評価は非常に難しいので、お手持ちの切手の価値を知りたい場合は、専門家に査定して貰う事をお勧めします。

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