普通切手の買取り
普通切手は、郵便料金の納付を目的としていて、切手コレクターにとって魅力は低いです。しかし郵便物に利用するため、普通切手の価値が急激に下がると言う事はありません。
普通切手の買取り相場は、50円以上の切手で額面の50%~90%程度です。買値より高くなることはありませんが、使わないからと捨ててしまうよりも売却する方が良いでしょう。
販売終了となった普通切手は高くなる?
販売終了となった普通切手は、記念切手扱いとなります。そのため、一般的には買取り価格は普通切手だったころよりも低くなるのが一般的です。まれに希少性が高く、プレミア切手として扱われるものも出てきます。
プレミア切手になった普通切手(1955年以前対象)
昭和切手や新昭和切手と言ったものが高い価値を持ち、昭和以前の普通切手の中には高額で取引が行われる切手もあります。
1871年に発行の竜門切手は現存する数が少ない事から、高額で買取りされています。1900年頃に発行された菊切手は、図案は同じで色違いになっている普通切手で、発行が多いですが古い時代の普通切手は使用済みが多く、未使用品は戦争や震災による焼失などにより現存する数が少ないのです。そのため高額な金額で取引が行われています。
プレミア切手となった普通切手(1955年以降対象)
まりも切手
航空便用に発行された普通切手のため、流通量は少ないのです。「まりも切手」には2種類の切手があります。プレミアとなっているのは、初期で発行された「まりも切手」です。
もともとの流通が少ないだけでなく、5年間と言う短い期間の発行のため希少価値が高くなっているのです。
「旧まりも」昭和31年(1956~1691年)発行
「新まりも」昭和44年(1969年)発行
左「旧まりも」 右「新まりも」
旧まりもの方にはNIPPONと言う印字が無いのが特徴です。同じデザインでも買取り価値が全く違いますのでご注意下さい。
プレミアになるポイント
・発行枚数が少ない
・物価上昇にも影響の無い高額切手
・収集家が欲しがるもの
・カラーマーク付きなどの希少性がある
カラーマーク付き
元々は普通切手だからと言って「小包を送る時にまとめて利用しよう」「どうせ額面基準での買取りになるのだから、金券ショップでいいや」等と安易に手放すのは勿体無いかもしれません。
「古い本の間に挟まっていた」「昔、郵便物を出そうとしたときに買い込んでいた」そんな切手が額面よりも高額で買い取ってもらえる可能性があるのです。一度査定を行ってみてはどうでしょうか?