使用済み切手にも価値がある
普通切手や記念切手の買取りをしてもらう場合、1955年以降の物の多くは額面を基準とし○○%で買取りとされています。
一般的に利用できるものであっても、額面以上の価値が付かないなら、使用済切手は捨てるしかないと考える人もいるでしょう。しかし実際には、使用済切手も買取りされているのです。
なぜ、使用済切手に商品価値が発生しているのでしょうか?どのような使用済み切手なら買い取って貰えるのでしょうか?
使用済切手に価値を見出すコレクター達
使用済切手が売れる理由は簡単です。欲しがる人がいるからです。あなたにとって価値の無い使用済切手も、人によってはレア切手だからです。使用済切手だからこそ価値があると収集するコレクターもいるほどなのです。
希少価値が高ければ、使用済みでも切手は売れます
切手の発行枚数が少ない場合、切手の発行された時期に関わらず切手は高い価値を持ちます。希少な切手は、市場に出回っていないからこそ持っている価値があるのです。
希少で手に入らないからこそ、使用済みであっても手元に置きたいと言うのがコレクター心理なのです。
消印に価値を見出すコレクター
使用済の切手と言うよりも、切手に押された消印に重点を置き収集するコレクターの人達がいます。
●どこで押された消印なのか?
●切手に対してどのように消印が押されているのか?
●切手の発行年と消印との関連性があるか?
●切手に押されている消印がもう利用されていない(イベント限定消印等)
●消印の外周円がきれいに描かれている
●切手の枠内に外周円がきれいに入るように消印が押されている
など、消印に価値を見出し収集している人もいるのです。これを踏まえて、郵便局側は消印を押した切手販売も行っています。このようなブームにより、注文消(オーダーキャンセル)と言う切手用語も生まれたのです。
使用済切手を買取り店に持ち込む際の注意
使用済切手を売却する際には、綺麗に消印の円まで残っている事が条件になります。郵便局の名称・日付などの捺印がはっきりしているとポイントが高いです。問題は消印をきれいな状態で売却しようとすると、ハガキや封書も必要になるからです。
自分の氏名や住所、ハガキに関しては手紙の内容が記載された状態で買い取られてしまうのです。
対応策としては、消印を押された部分の周囲をハサミで切り取って持ち込む事です。そのような対応での買取りが可能かどうかは、買取り店によって変わりますから問い合わせて見てください。