回収された使用済み切手の行方
郵便局や、ボランティア団体で使用済み切手が集められています。
その切手を何に使っているのだろうかと疑問に思った人はいるはずです。
使用済み切手利用の流れ
1.使用済み切手が集まる
2.キロ単位に分類される(切手ボックスと命名されています)
3.日本・海外で切手コレクター等へ販売
日本切手はキロ単位600円
海外切手はキロ単位1000~2000円
4.収集家による購入代金は、様々なボランティアに利用されます。
捨てられるはずだった大量の切手を何故買い取るのか?そんな風に気になった人もいるはずです。
切手ボックスの中には、時折価値の高いお宝が混ざっています。切手自体の価値は高くなくても、自分だけの収集条件を満たす切手が隠れている場合もあるのです。切手コレクター達は、そんな切手を探すために切手ボックスを購入しているのです。
珍しい切手を探す
欲しい人でなければ切手の価値はないも同然です。そのため、82円の封書を投函するために、62円の切手と5円切手4枚で送られることもあります。その5円切手が、希少価値の高い見返り美人だったと言う事もあるのです。
切手ボックスには夢がある
現在の切手コレクターは、記念切手の未使用品への注目度は大変低いです。自分が興味を持った切手を専門に集めるのが主流となっているからです。そのため、使用済切手を収集対象としている人も非常に多く存在します。
収集対象の条件によっては、自分だけでは決して集める事はできません。切手ボックスには、手に入れたい一品があるかもしれないのです。コレクター達はそこに希望を寄せて購入するのです。
切手発行年月と消印の関連性
●発行から1~3年の間に使用されたものは価値が高くなります。
●条件としては、故意の使用ではないもの(コレクターが価値を付けるための利用は×)
●普通に郵便に使われたもの
●郵便局名や年月日が、切手の大部分に入り押印されているもの
このような切手は、初期使用と言ってコレクター間で価値があります。
短期間しか利用されなかった消印
試験的に利用された消印や、期間限定イベント等が対象となります。消印がきれいに押されているものが対象です。切手と消印がリンクしている場合、価値が高くなります。
自分が持っていない消印を探す
切手コレクターの中には、切手よりも消印を収集している人がいます。特定地域の消印を集めている人もいます。
消印もれの切手を探す
切手コレクターとは違いますが、使用済切手の中には消印がきれいに押されていないものがあります。未使用に見えるものを未使用品として郵便に利用するのです。
高額で買い取って貰える切手が、簡単に出てくる等と言うことはありません。大量の切手の中には、切手買取り店では高額で買い取って貰える切手も稀にですが入っているのです。
そのため買取り店自身が買取りに乗り出し、鑑定を行い価値の高いものを仕分けし販売もしています。切手コレクターにとって切手BOXは、心弾む宝箱のようなものなのです。